今回はすべての絵本にコメントをつけています。
2年2組
「ぶたのたね」佐々木マキ 絵本館
「おにゃけ」
大塚健太作 柴田ケイコ絵
パイインターナショナル
「ぶたのたね」
佐々木マキさんのナンセンス絵本の中でも一番人気なのではないでしょうか。
走るのがとっても遅くてぶたを全然捕まえられないオオカミ。きつね博士がいい薬があるというんだけど・・・・もうばかばかしくて面白くてたまらないです。このとぼけた絵が余計に面白くさせるんですよね。
「おにゃけ」
いたずら好きのねこのおばけ「おにゃけ」が「ニャブリ」といろんなものにかぶりつく
とみんなネコの耳が生えちゃうのです。こういう言葉あそび、子どもたちは大好きです!
3年2組
「たたたん たたたん」 内田麟太郎 文 西村繁男 絵
童心社
電車の「たたたん たたたん」という響きにワクワクしますねぇ。うらしまたろうやかぐや姫など昔話の登場人物がこの電車に乗るとだれにあえるのかな?1年生の最後に昔話をたくさん読む単元があるので、2年生以上の
子どもたちにぜひよんであげたい1冊。
4年2組
「オニじゃないよ おにぎりだよ」
シゲタサヤカ えほんの杜
「うかいのうがい」
さくらせかい
「オニじゃないよ おにぎりだよ」
人間が落としたおにぎりがまずいので「美味しいおにぎりをたべさせたい!」と思うオニたちがなんとも言えずかわいい!ちょっとずれたオニたちに「そこじゃないだろ!」と子どもといっしょにツッコミながら読むと楽しいです。
「うかいのうがい」
鵜飼の語源が「うがい」だったなんて知ってました?
5年2組
「うちゅうじんはいない!?」ジョン・エイジー
フレーベル館
「おもちのすきなヘビのおふじ」
谷章介 文 赤坂三好 絵
佼成出版
「うちゅうじんはいない!?」
読み手にはうちゅうじんがばっちり見えているのに、主人公には全然見えていないところが面白いです。低学年で読んだら「そこよ、そこーっ!なんで気づかんの~~~!!!」と大盛り上がりになること間違いなし。高学年や中学生でもきっとニヤニヤすることでしょう。
自分の欲しいものは気づいていないだけで意外とそばにあるのかも。実は結構深い内容なのかもしれません。
「おもちのすきなヘビのおふじ」
こどものいないおじいさんとおばあさんに大切にそだてられたヘビのおふじ。でも大きくなりすぎて村人に怖がられて捨てられてしまうのです。優しいお話です。そして、赤坂三好さんの絵がとても美しい!赤坂さんの絵本は、高学年の版画の授業の時に参考図書としてよく展示します。
6年2組
「わにさんどきっ!はいしゃさんどきっ!」
五味太郎 偕成社
「いたいっ!」がうんだ大発明
「おっとあぶない!」サトウマサノリ
パイインターナショナル
「わにさんどきっ!はいしゃさんどきっ!」
わにさんと歯医者さんがお互いに怖がっていいて、わにさんと歯医者さんのセリフがずっと全く一緒。なのに、お互いの心境はそれぞれ違うというところがとてもおもしろいのです。秀逸なコントを見ているようです。
「いたいっ!」がうんだ大発明
料理のたびにけがをする妻が一人で手当てできるようにと夫のアールさんが発明した絆創膏のお話。わたしもしょっちゅうお世話になっています!発明してくれてありがとう!
「おっとあぶない!」
カエルっていろんな危機をこうやって乗り越え進化してきたんだなあと感慨深いです。絵がものすごく迫力あって素晴らしい!表紙の逃げるカエルたちのなんとも言えないフォルム。最高!読書感想画のシーズンに絵の参考図書として展示したい1冊です。
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