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  • 執筆者の写真なるとにし てとてとて

考えよう! キミの未来・マチの未来(なるとにし てとてとて  鳴門市戦略企画課)

鳴門市消防本部 3階会議室

2019年8月31日(土) 10:00 – 12:00  

講演会:「考えよう!キミの未来・マチの未来」 講師 粂井龍三氏 (高校3年生 粂井塾 塾長) ワークショップ:「帰って来たいマチ・住み続けたいマチ」 ワールドカフェ方式、軽食あり

対象:鳴門市在住・在学の高校生、一般の方

【8月31 日の報告】

鳴門市とてとてとての共催で開催した「考えよう!キミの未来、マチの未来」。

まずは粂井塾の粂井龍三くんの講演を1時間。

家事のこと、HLABのこと、THINK BIG CAMPのこと、トビタテ留学JAPANのこと、これまで自分がであった人たちや経験してきたことを率直な言葉で語ってくれました。私も知らなかったことばかりだったので、興味深かったなぁ。

彼の言葉の中で印象的だったのが、

「人の意見にはちゃんと耳を向けます。でも、どうするかは自分で決めたいと思っています。ポジティブに物事をとらえるようにすること、そして最後は開き直ることも大事なことだと思っています。」

彼が選択してきたことを応援してくれる人もたくさんいるけれど、横から色々言う人だってきっといたに違いないでしょう。親しい人だったり尊敬している人だったりから否定的なことを言われたらやっぱり悩むよね。でも、自分はやっぱりこれがやりたいんだと開き直ることで前に進めたんだろうな。

「開き直る」

うん、私も同感だなあと思ったのでした。

うまく話すスキルがあるわけでもこの道のベテランでもないけれど、「みんなにも伝えたい。」というまっすぐな思いが、心にストンと響くのだなぁと小学校での講演のときも思ったけれど、昨日はもっと感じたな。

だって高校生だけでなく、私たち大人も「私たちだってその気になればまだまだ何でもできるんじゃね?」って気になりましたから。

尾崎課長の、「大人になると、社会の仕組みに馴染んできてしまって、それが成長だと錯覚してしまうけれど、社会に馴染むことが成長じゃないんだって思います。」の言葉にも、まだまだ私たちも負けてらんねーなって気になりましたよね。

その後は、ワールドカフェ形式で高校生と大人で鳴門市のよいところ、5年後の鳴門市はこうあってほしい、自分がやれることはなんだろうということについて話し合いました。

龍三くんの話を聞いた後だからか、「絵が好きだから、みんなで何かを描くアートイベントやアートスペースとか欲しいよね。」「駅の近くで歩いていけるお店をすぐに紹介できるものが欲しいよね。」とか、具体的でワクワクするような案が高校生からたくさんでて、高校生ちゃんと色々考えてるんだなあ、しっかりしてんじゃねーか!と感心するとともに、「みんな鳴門が好きなんじゃん!」ってとても嬉しくなりました。

鳴門が大好きなのに、子育て世代の流出が激しいのは何故なのかを考えないといけないんだろうなぁ。みんなで話し合うことで、どこを重点的に改善していけばよいのかも見えてきた気がします。とても有意義な時間でした。 「鳴門の人は鳴門大好きな人が多いんよ。」

これは、私が鳴門に移り住んできたうん十年前から何度も何度もいろんな人から聞いてきた言葉です。

私のまわりの人たちもみんな鳴門が大好き。

そして、先日の高校生とのワークショップでもみんな鳴門が大好きで、鳴門のいいところがたくさん言えるの。

そして、挙げられた鳴門のいまいちなところもほとんどがとりあえずさほど悪いところでもないように思えるし、特にすごく生活に困っているわけでもないような気がしました。

なのに、なぜ近隣の市や町と比べてこんなに大きく若い世代が流出するのか。

他の市や町は出る人もいるけれど、入ってくる人もいるから増加しているのに。

大好きな大好きな鳴門だけど、出ざるを得ない事情というものがあるんだよね、きっと。

私たちの世代の実感としては、やっぱり子どもたちの高校、大学進学には鳴門はものすごく不利だということかな。

だから、転勤でよそに一回出て、こちらに帰ってくるときに、子どもの進学のことを考えて、職場から遠くなっても進学に有利な徳島市に出ていく人も実際たくさんいるし、我が家でも夫ののぶがそのことで心配していた時期があったのも事実。

自分が若い頃進学で苦労した経験がある人は、なおさら出ていくのかも。自分のことはともかく、子どものことはみんなかわいいから、幸せになってほしいもんね。

進学だけが幸せじゃないけれど、可能性が広がるっていうのはやっぱり今でも変わらないところあるし。

もちろん、就職先が遠くて鳴門から通うのは大変という理由もあるかもしれないね。

心のなかでは、県外に出ても、海外に出ても、帰ってきたいまちは鳴門なんだろうけれど、本当は帰ってきたいのに色々考えたら帰ってこれないまち鳴門になっているのかもしれないなぁと。

「帰ってこれる町」にするために何ができるのか、じっくり考えていきたいなぁと思ったのでした。 (報告 恵美純子)  



【お誘い】-----------------------

今回の企画は、

 なるとにしてとてとて が鳴門市戦略企画課から「高校生のから話を聞きたいのですが、、、」とお声をかけていただいたのがきっかけでした。

 鳴門市は人口減少を食い止めたいとの思いから、市を出た高校生がどうしたら帰ってきてくれるのか。と模索しているようです。 戦略企画課の課長さんは 「都会、地元、どちらがいいじゃなくて、学べるものが違うなんじゃないかなと思っている。都市にでないと経験できないことも、もちろん田舎にしか学べない事もある。だからこそ都会も外国も経験して、自分の将来も鳴門の未来も考えて欲しいとも思っている。」 と語ってくださり、私たちも同感です。このように高校生を対象にしたワークショップを市が企画するなんて面白い!と思ってご一緒させてもらうことにしました。

 高校生も話をする場がある。街のいろいろなことを動かしている大人が聞きたいと思っている。聞いてもらえる場がある。そのことを広く知ってもらいたいなあ。そのような場に定着するために継続が必要になると思います。

 こういう場作りには私たちも協力したいと考えています。

さて、今回は「家事は生きる力を育む」家事講座を実践している高校生粂井龍三さんが、話し合いのきっかけになる講演をしてくださいます。 粂井くんは3人兄弟の末っ子として両親や姉たちから家事を仕込まれながら育ち、家事は人を育てることを経験から実感したことから、2017年11月「粂井塾」を設立し主に小・中学生を対象に家事講座されています。

私が一番注目したいのは、粂井くんが、ふと気が付いた時に家事の力が自分についていて(もちろん大変なこともあっただろうけど、特別なトレーニングをしたと言うことでなく)それが自分のみならず他の人にも役に立つ。ということに気が付き、そこから行動を起こされた。という点です。

「今自分が持っているもの、当たり前にできることが、誰かの役にたつ。」

そういう風に、自分が今当たり前だって思っている、できていることが自分の強みだったり、誰かの役に立つことだったりする。それは何だろうと考えながら講演を聞いてほしいなと思っています。

そのあとは、ワールドカフェ(鳴門といえば「ワールドカフェ」でしょ!)。

鳴門市民が当たり前だと思っていることが、鳴門の持つ良さだったり強みだったりする。そこをまずきちんと確認しあって、それから、大人も高校生も一緒になって鳴門の未来を考えていけたらいいなあ。

果たして、自分の未来と鳴門の未来は交差するか!? (ぜひしてください。と市役所の担当課長は言うでしょう(笑))

鳴門にずっと住んでいる大人、県外から鳴門に移住した大人、鳴門にUターンした大人。鳴門に通りすがりの大人。ぜひ集まってご意見をください!

鳴門市の高校に通う高校生。徳島市の高校に通う高校生。海外留学したことのある高校生。旅行中の高校生(粂井くんはここかな)。ぜひここへきて、あなたの話を聞かせてください! (佐々木由紀)   お申し込み:kikaku@city.naruto-tokushima.jp お問い合わせ:鳴門市戦略企画課 088-684-1120




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